こころん

旧 りんごの小部屋

本試験からもうすぐ1年

運命の平成30年度司法書士本試験からもうすぐ1年です。

直前期にどんな勉強をしていたか実はよく覚えていません。今年と同じように1/四決算期末で仕事は忙しく、本試験直前もいつもと同じ勉強時間しか確保できませんでした。択一の過去問をチェックするだけ、記述はLECのヤマ当て講座の雛形を見返すだけで精一杯、そんな直前期だったような気がします。

合格して僅か8ヶ月の間にいくつもの研修、同期との出会い、認定考査を経て今に至ります。この間、司法書士事務所に入りあるいは独立して司法書士として歩み出した同期が沢山います。人生が大きく変わっていくのを実感していることでしょう。

一方、僕は相変わらずの会社勤め。

依頼応諾義務や司法書士の独立性の観点から、会社員のまま司法書士として登録するのはやはり困難なようです。司法書士として生きて行くならば、いずれは会社を辞めねばなりません。ただ一方で昨今よく報じられるように中高年のリストラがかなり加速しています(特に金融業界では)。意図せず会社を辞めざるを得なくなる日もそう遠くないかもしれません。

勉強をしていたとき、本当に受かる日が来るとは正直思っていませんでした。だから合格したときはこれで「我が人生に悔いなし」と、合格証書を眺めながら余生を送って最後は棺桶に入れて貰いたいと思っていました。

合格後に初めて研修や同期との出会いの中で司法書士の資格・仕事について真剣に考えたのです。そして後半人生を賭けるに値する資格・仕事だと思いました。(ちょっと欲が出てきた感じです。)確かに登記業務は今後縮小していくだろうし、簡裁訴訟代理権もごく制限された使い勝手の悪いもので本当に依頼者のためになるのか疑問です。でも本業の登記・供託業務だって需要がなくなるほど完全に自動化されたわけじゃないし、超高齢化が進むなか学んだことできっと人の役に立てることもあると思います。合格して本当によかった。

 

各種研修・試験が終わった今、もう僕に勉強を強制する機会はありません。このまま「のほほん」と過ごしていたら合格前の一会社員生活と全く同じ。将来登録するときに「すっかり法律忘れちゃったよ」なんてならないように、引き続き勉強してゆきたいです。実務に出ている同期は日々の司法書士業務の中ですごい勢いで業務知識を習得しているから僕の机上学習なんかじゃとても追いついていけないけど、せっかく手にした剣が錆び付かないように頑張りたいです。本当は司法書士登録者だけが受講できる日司連や単位会の研修を(有料でもいいから)受講したいんだけどね。

勉強の習慣を活かしつつ登録・開業まで知識の肉付けとして表示登記の知識も欲しいなと思っていたので、実はこっそり来年以降向けに土地家屋調査士の勉強もしようと思っています。単なる自己満足の世界だけど民法・不登法総論の知識が鮮明なうちに。一応今年の測量士補の試験は受けていて自己採点では大丈夫だと思います。

 

ときに、中高年の転職者が一番警戒しなければならないのは健康と尊大な態度だと思っています。特に後者。

右も左も分からない世界で一から教えを請うのですから、新社会人と同じように謙虚に、前向きに学ぶべきでしょう。でも実際はそうでない人も大勢いるようです。現に今の会社の内外でも少なからず中高年者の尊大な態度には目に余るものがあり、人生経験が人格を陶冶することはないのかと年長者に対する敬意を失いつつあります。自分は絶対にそうならない。将来司法書士として生きて行きたいのなら「笑顔と謙虚さを失わないこと」を肝に銘じたいです。忙しくなるとどうしても不機嫌になってしまうけどね。会社の看板で仕事が出来た時代と異なり、自分の看板だけでやっていくのですからね。これも「のほほん」としていると自然と失われていくと思うので「意識」していきたいです。

 

数年越しの開業準備、今から始めます。