こころん

旧 りんごの小部屋

別れが近い

愛犬が今、最期のときを迎えようとしています。

腎不全で手の打ちようがなく自宅で看取ることになりました。

 

我が家に来てあまりにも多くの思い出を残してくれ、

今なお家族に優しい気持ちを生み出させてくれています。

老親を抱え家族間がギスギスした我が家ですが、

死に行く愛犬を前に今ひとつになっている気がします。

 

今はもう水も食べ物も受け付けず横になっています。

願わくば苦しまずにその時を迎えますようにと願うばかりです。

 

車が好きでドライブに連れていくと喜びました。

北は北海道、南は長野、静岡辺りまで回りました。

毎週末近所の買い物に連れて行きました。

車の鍵をもって外出するそぶりを見せようものなら大騒ぎで、

車に乗せるとずっと流れる車窓を飽きずに見ていました。

 

言葉が良く分かる子でした。

「今日はお留守番だよ」と言うともう後を追わずにしょんぼりして

家族の帰りを玄関の前でずっと待っていました。

 

近所の人にも可愛がってもらいました。

散歩に連れていると見知らぬ方から

「○○ちゃん、今日はお兄ちゃんと一緒なの?」なんて話しかけられたり。

 

とても優しい、賢い子でした。

きっと今も家族を想い、そして死期を悟っていることでしょう。

 

僕も平日はなるべく(といってもバス1本分くらいが関の山だけど)早く帰り、

休日はずっと側にいます。

自分の予定を後回しにして通院や世話を続けています。

なんか遅まきながら「親」の真似事をさせて頂いてる思いです。

最後の最後まで僕に大切なものを与えてくれているのです。

 

神さま、もう少しだけ一緒にいさせて下さい。

 

 

 

・・・なんてすました様なこと書いてますが。

本当は頭の中がぐちゃぐちゃです。

覚悟とか心の整理なんてできない。

自責・他責を問わず仕事のトラブルも抱えて、

試験勉強も滞ってて、

愛犬がいなくなろうとしている・・・。

こんなとき大泣きできればいいのに、

僕は昔から涙の流せないロボットのような人間です。

自我を保つのが精一杯なくせにね。

もうどうしたらいいのか分からない。

こんな心境で仕事に向えばたちどころにミスをするよ。

それは絶対に赦されないもの。

気丈に明日から出勤しなくちゃ。

ほんと辛いよ・・・。