読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

こころん

旧 りんごの小部屋

帳尻

たまに実家に帰ると両親の老いぶりに驚きます。
太りすぎて自力で立てない父と要介護2の母。
ヘルパーさんも来てますがお掃除だけです。

もう実家に戻って世話をしなければと思います。
気楽な独身貴族暮らしは近い将来終わることでしょう。
結婚して家を建て妻子を養うことから逃げた代わりに
老朽化した実家を補修し両親を介護する責任を果たす、
そういう巡り合わせになるのでしょう。

老いてから両親のいがみ合いが増えました。
主に母の不満が日々増大しています。
思うように動けぬ、見えぬ自分への苛立ち、
自分の結婚生活がこれで良かったのだろうかという
父への恨みめいた気持が言葉の端はしから伺えます。

それを聞かされる父も辛いですよ。
一生懸命働いて妻子を養って借金を返して家を建てて
やっと迎えた僅かな老後に伴侶からの恨み節ですから。

そんな両親の緩衝材として僕が入らないと
近い将来、双方の感情が爆発してしまう気がするんです。

今の都内で便利、小奇麗な単身アパートでの自由を手放して
大してお店もない郊外の町で通勤距離が伸びる上に
天井裏をネズミが走りあちこちボロボロの実家の中で
いがみ合う両親を諫めながら暮らすのは正直嫌です。
でもこれまで自分のことだけ考えて生きて来れたんだから、
そろそろ帳尻を合わすときが来たんだなと諦めます。

次の異動でどこの配属になるかに全てがかかっています。