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こころん

旧 りんごの小部屋

「武器としての決断思考」

日記
毎週1冊程度の新書を読んでるけど忘れちゃうので
ここに感想・まとめを書くようにしようと思います。
疲れて疲れて新書サイズしか読めないのが残念。

Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 武器としての決断思考 (星海社新書)

サラリーマンも四十路にもなると大した「決断」もなく
社畜として生きてきた代償を払う時期が来ます。
このままでいいのか。
今後の変化に対応できるのか。
そんな迷いに乗じた資格・語学商法に嵌る人数知れず。
かく云う僕もその一人です。
特に専門分野も持ってない僕の「価値」は
「長時間低賃金服従労働」だけなのです。

そんな僕がこの類の本を手に取るのは必然。
「変化の時代に自ら意思決定せよ」というのが主題です。
意思決定の為には「為すべきか成さざるべきか」
議論を通じて詳細に分析し長所短所を理論的に比較する。
客観的な判断材料が揃ったら最後の選択はどうするか。
損得勘定は最後の最後の所では主観になります。

最初から主観で判断せず、まずは客観的な判断材料を
揃えよということでしょう。
その「揃え方」が本書の大半で書かれています。

「ある行動をとるべきか否か」の根拠として
次のポイントを押さえていることが必要とのこと。
賛成派
1.現状問題があり
2.その問題が重要であり
3.その行動をすることでその問題を解決できる
反対派
1.その行動をすることで新たな問題が生じ
2.その問題が重要であり
3.その行動をしないことでその問題を回避できる
そしてそれぞれのポイントに対し反論を加えて
いずれの意見が根拠あるものかと考える。
両者はコインの裏表の関係ですね。
要するに
「その行動をとることで解決できる問題
と新たに生じる問題を比べる」
・解決できる問題があるのか
・新たに生じる問題があるのか
・本当に解決できるのか
・本当に新たに生じるのか
・それらの問題が重要なのか
そんな感じで詰めていくのでしょう。

ときに原価計算の「意思決定論」においてある選択を
しようとしまいと生じる費用を「埋没原価」と言います。
上記の「問題」を捉えるとき、
その行動をしようとしまいと
解消できない或いは発生してしまう問題を
「埋没」してるものとして控除するのは
案外難しいかもしれませんね。

ただ僕らには驚くほど選択肢が少ない。。
日々疲れ切っているので在職しても転職しても
埋没する「この疲労感」はぬぐうことが出来ない。
「進むも引くも地獄」の状況を理性的にMECE
整理して判断材料を並べてみたら
あとはどんな「選択」が正しいのだろう。

おじさんには「現状維持」にも「変化」にも
耐えうる「元気」がもうない。
ガダルカナル島で消耗戦を続ける兵士に
どんな「選択」が考えられるのか。

自殺者3万人超えは10年以上続いている・・・。

こういう「思考停止」を本書は最も問題視してるわけですが。