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こころん

旧 りんごの小部屋

人として

日記
四十代になってからずっと「どんなノウハウを身に付けて」
晩年に備えるかということばかり考えていました。

しかし、今般の大震災をうけて「どこかで」違うんじゃないか
と感じ始めています。

そんな「ノウハウ的な」話じゃない。
許認可できます、相続できます、
企業コンサルできます、英文認証できます・・・じゃない。

「人として」あなたは信頼できる、魅力があるという人物に
なっていなくてはいけないのでは、と。
そしてそれは一朝一夕、あるいは1年や2年の試験勉強で
身につくものじゃない、これまでの約二十年の社会人生活全体で
自然と備わるべきもので、泥臭い人間力こそ「キャリア」なんだと・・・。

僕は与えられた仕事ばっかり全力投入してきました。
社外の友達なんかほとんどいない、
土日は疲れて寝るばかりで趣味も遠ざかってしまった、
おまけに過労で体を壊し昔のタフネスも失われてしまった、
「人として」会社の看板を外せば蝉の抜け殻のようです。
長い時間を経た人間の顔には中身が滲んできますが、
改めて自分の顔を鏡で見るとなんて貧相な顔。
笑顔なんてできない、いつも目は問題に怯え口もへの字・・・。

そんな人間が組織を離れた裸の人間として人の信頼を得られるのか。
否です。知識や資格じゃないんですよ。

でも今更どうしたらいいんだ。
勉強は死ぬまで続いていく、でも知識だけじゃだめなんだ。

実際に「人」にあたらなければ・・・。