こころん

旧 りんごの小部屋

コストは削ればいいもんじゃない

今うちの会社はコストカット運動の嵐です。
店内を掃除する道具やコピー用紙さえも申請を憚られる始末。

コストカットは収益向上に直結します。
売上を100伸ばしても利益は100伸びないけど、費用は100削れば利益は100増える。
でもこれは売上ー費用=利益という会計的発想に基づいています。
まず「売上」があってそこから費用を差し引いて最後に利益が残る・・・。
金融機関はじめ「決算書」を見る人の頭は大抵これです。

一方、実態は違います。

まず商品を仕入れたり、人を雇ったり、部屋を借りたりして先に立つのが「費用」
そして「かけた費用」の何倍の売上が上るかを頑張った末に残るのが利益です。
売上に直結する費用はかけなくてはいけない。
逆に売上に直結しない費用は削減しなくてはいけない。
売上に直結しない費用とは「顧客から遠い費用や時間の経過とともに生じる費用(本部経費、金利etc)」で、こういうのは削減するべきと言えます。

大事なのはかけた費用以上の売上を上げる努力であって、両面コピーをとることじゃないんですよ。
わが社で行われているような費用削減は顧客に一番近い現場をなえさせます。
つめの先に火をともすように1円、2円と現場費用を削減させる一方で、管理職や役員が何万何十万と飲んでたら意味ないでしょうに。