こころん

旧 りんごの小部屋

法と証拠に基づいて・・・

柳田前法務大臣更迭の原因となった例の台詞。
法務行政のトップたる者の台詞とは思えません。

このニュースを聞いたとき思い出したのはパール判事の話でした。

パール判事はご存知東京裁判A級戦犯に対する有罪判決が
なされる中「反対意見書」を提出し無罪と判じた方です。

東京裁判戦勝国による報復ショーにならんとしている中、
また日本への同情とかでは一切なく
「法と証拠に基づいて」無罪と断じました。
  • 法の支配は政治の上位にある。勿論「法」は人間が定めたもので完璧ではありえないので不断の努力でより高次なものへ高める必要がある。東京裁判では判事が全て戦勝国籍者で構成されているが判事は国籍や政治から離れて判ずるべき。戦争に勝てば被告を都合よく裁けるのなら、それは文明の裁きではなくむしろ国際秩序を破壊するものだ。
  • 「平和・人道に対する罪」は事後法なので起訴自体が不成立。構成要件たる「共同謀議」の証拠もない。
  • 通常の戦争犯罪として残虐行為が存在し被告の道義的責任はあっても、法的責任を問うべき指揮命令・不作為の証拠不十分なため無罪とする。残虐行為の国際法違反を問うなら原爆投下も同様に問うべきだ。
この崇高かつ冷静な判断こそ「法と証拠に基づく」態度ですよ。
柳田ごときが軽々しく口に出せる内容じゃないです。
尖閣事件は思い切り「政治的配慮」が法を捻じ曲げたというのに。

呆れてものが言えないです。